[2018年10月25日]

捨案山子両手ひろげて生きてをり

河野南畦(1913~95)

捨案山子(すてかがし)が秋の季語。案山子、かかしなども同意の季語です。
案山子は、稲の取入れが終わると、ほとんどは用済みになって捨てられます。しかし、地方によっては、神の依代(よりしろ)だからといって田んぼから庭に移して祭ることもあります。依代とは神霊が招き寄せられて乗り移るものを言います。
そのような神事を言葉に出して特に言わなくても、すべてが実利主義である世の中に疑問を呈しているのがこの句です。弱者の側に目を向ければ、新しい世界が開けてくると作者は言っているようですね。
作者こうの・なんけいの紹介は、2005年7月11日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・ワールドシリーズ第1戦は地の利のレッドソックス、ドジャースは第2戦を勝ってロサンゼルスに戻りたいところです。それにしてもボストンは寒そうです。今日はプロ野球のドラフト会議。大阪桐蔭の根尾君が注目の的。くじ運の強い球団はどこでしょうね。

投稿者 m-staff : 2018年10月25日 09:46

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