[2018年10月26日]
粧ひてきし山々となりゐたり
下田実花(1907~84)
粧ひてきし山々が秋の季語。山粧(よそお)う、山彩る、粧う山なども同意の季語です。
この季語は、春の山を形容して「山笑う」といった漢詩からの対比句である「秋山明浄にして粧ふが如し」から取ったものですね。
私の住んでいる三浦半島は、暖地のせいか紅葉はうすぼんやりしていて、化粧の済んでいない女性の顔のように見えます
この句では、夏の間に茂っていた山々の緑は赤く照り映えて、少しずつ化粧しているように見える、と詠っています。
今日は、原子力の日。
作者しもだ・じっかの紹介は、2006年10月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・今年のプロ野球のドラフト会議は、根尾を中心に高校生たちが主役。日本ハムが吉田、野村、万波、柿木と今年の夏の甲子園で活躍した選手を取ったのが注目されます。この中から将来メジャーに行く選手が出てきますね。
投稿者 m-staff : 2018年10月26日 10:02
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