[2018年11月16日]

花八ツ手薄き乳房は嘆くべし

楠本憲吉(1922~88)

花八ツ手が冬の季語。八つ手の花、花八つ手、八ツ手咲くなども同意の季語です。
どのような場所でも育つ木で、暖地の海岸に近い山林に自生していて、さらに庭木として一般に親しまれています。
ウコギ科の常緑低木。厚い濃い緑色の葉は光沢があり、深く切れ込んで先が7つから9つに裂けて掌の形をしています。初冬に大きな円錐形の花穂となり多くの白い小花を付けます。毬のような形であまりきれいではありませんが、レースのような透けた花序が意外に華やかに見えます。冬らしいきっぱりとした趣がありますね。
この句では、花八つ手の花の形を乳房に例えて、様々な想像を生み、ちょっぴり色気を感じますね。
作者くすもと・けんきち紹介は、2005年4月25日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記(第二版)」、雄山閣、2003年刊)
・テニスの錦織、1次リーグで敗退、相撲の稀勢の里、けがで休場、横綱の居ない九州場所、横綱のありようが議論を呼びますね。日米野球、日本の5勝1敗、米国野球のオールスターが来日とは言っても玉石混淆でしたね。これで今年の野球はすべて終わりました。

投稿者 m-staff : 2018年11月16日 09:42

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