[2018年11月17日]

手で磨く林檎や神も妻も留守

原子公平(1919~2004)

神の留守が冬の季語。
陰暦の10月には、日本中の神々が出雲大社に集まって談合するといわれ、その間は他の神社に神が居なくなると信じられていました。もともと、日本の神は農業に結びついているので、春に来て夏を経て作物に豊穣をもたらし、秋には帰るという信仰があって、冬の間は村里にいないと考えられていたものが、中世以降、出雲信仰と結びついて出雲大社に参集するということになったと言われています。
この句の作者は林檎が食べたくなって、妻は不在で仕方がないので手で磨いて皮のまま食べようとしています。季節は陰暦の10月。ならばここには、こわい妻も神様もいない。作者はひとりここでにんまりしている様子が伝わってきますね。
今日は、将棋の日。
作者はらこ・こうへい紹介は、2005年1月13日を参照。
(出典:清水哲男著「家族の俳句」、主婦の友社、2003年刊)
・野球がオフシーズンになれば、冬のスポーツが始まりました。スピードスケートのワールドカップが帯広で開催、小平や高木姉妹が早速、金メダル。ロシアではフィギュアスケートの羽生選手がショートプログラムで今季最高の出来栄え。今日のフリーが楽しみです。

投稿者 m-staff : 2018年11月17日 09:38

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