[2018年11月22日]

あはれさやしぐるる頃の山家集

山口素堂(1642~1716)

しぐ(時雨)るるが冬の季語。時雨、朝時雨、夕時雨、小夜時雨、北時雨、横時雨、片時雨、時雨雲なども同意の季語です。
冬の初めのころ、晴れていたかと思うとさっと降り、たちまち上がってしまう雨を「時雨」と言います。
この句の作者は、松尾芭蕉と親交があり、二歳年長の友。この句は芭蕉追悼の句で、前書きに「亡友芭蕉居士近来山家集の風体をしたはれければ、追悼に此の集を読誦するものならし」。芭蕉は元禄7年初冬、時雨のころに亡くなりました。芭蕉忌を時雨忌と呼ぶのはそのためです。作者は芭蕉の愛した西行の「山家集」を読み、亡き友を偲び、この句が生まれました。
今日は、小雪。寒さまだ深からず、雪まだ大ならずの意味。
作者やまぐち・そどう紹介は、2005年6月7日を参照。
(出典:大岡 信著「第五 折々のうた」、岩波新書、1986年刊)
・エンジェルスの大谷翔平選手が記者会見をしています。記者との対応が落ち着いていて見事なのに感心しました。半端ない新たな人類が生まれたように感じます。

投稿者 m-staff : 2018年11月22日 10:18

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