[2018年11月23日]

遺書未だ寸伸ばしきて花八つ手

石田波郷(1913~69)

花八つ手が冬の季語。花八手、天狗の羽団扇、八手咲くも同意の季語です。
花八つ手は、日向や日蔭に咲き、その場所によって印象が違って見えますね。ウコギ科の常緑低木。葉は柄が長く、先が7つから9つに裂けて、掌のようでもあり団扇のようでもあります。初冬に花が咲きます。枝先に白い苞に包まれた円錐形の花序を付け、花梗には数多くの白い花が咲き、毬の形で賑やかそうでいてどこか淋しく感じます。暖地では海に近い山林に自生していますが、庭に多く植えられています。
この句の作者は、八手の花の賑やかさと淋しさを見ながら、そういえばまだ遺書を書いていないと呟いています。
今日は、勤労感謝の日。もとは新嘗祭(にいなめさい)。
私の住んでいる横須賀市武の一騎塚には、立派な「石田波郷文学碑」が建っています。碑面は次の通り。
緑さす細田掻きをり一騎塚  波郷
作者いしだ・はきょうの紹介は、2005年2月13日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
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投稿者 m-staff : 2018年11月23日 09:41

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