[2018年12月08日]

寒き風吹けばきりりと面あげ

星野立子(1902~84)

寒き風が冬の季語。北風、北風(きた)、朔風、冬の風なども同意の季語です。
ようやく北風が冷たく感じるようになりました。北風は、大陸の寒冷な高気圧帯から吹いてくる北西または西寄りの季節風です。俳句では一般に冬の風を北風と呼んでいます。強い北風は顔も向けられないくらいで、しばし歩行困難になるくらいですね。時には暴風になることも多くあります。「きた」と言っただけで北風を意味します。
この句では、寒風に向かって、きりりと面を上げて向かってゆく強い姿勢を詠っています。
同じ作者に次の句があります。
寒風に吹きしぼらるる思ひかな  立子
作者は、女流俳人の隆盛の先駆けとなりました。
今日は、77年目の太平洋戦争開始日(1941年12月8日)。
作者ほしの・たつこの紹介は、2005年2月9日を参照。
(出典:飯田龍太他著「集成・昭和の俳句」小学館、1995年刊)
・太平洋戦争の結果。中国で1000万人、ベトナムで200万人、インドネシアで200万人、フィリピンで100万人、インドで350万人、朝鮮で20万人、シンガポールで8万人、ビルマ(ミャンマー)で5万人など戦争の結果亡くなった人の数です。これは高校の教科書に載っています。これでも日本はアジアに侵略しなかったと言えるのでしょうか。

投稿者 m-staff : 2018年12月08日 09:51

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