[2018年12月27日]

蜜柑摘み昔は唄をうたひしに

山口波津女(1906~85)

蜜柑摘みが冬の季語。蜜柑、温州蜜柑、紀州蜜柑、伊予蜜柑、蜜柑山なども同意の季語です。
蜜柑は、晩秋から冬にかけて出回ります。蜜柑色は橙色に近く、球を平たくつぶした形で、光沢があり、皮をむいて中の実を食べます。房になっていて、甘酸っぱい汁の塊りです。瀬戸内、九州、静岡、神奈川でよく取れますが、温州蜜柑が有名ですね。昔は紀州蜜柑が主流でしたが、小形で種があるので嫌われ、今ではその姿を見ることが少なくなりました。
この句では、蜜柑栽培の農家の一こまが取り上げられています。蜜柑の摘み取りに総出で当たり、そこには労働歌、民謡がありました。いつのころからか、それが単なる労働になり、唄は消えました。時代の移り変わりというには淋しい限りです。
作者やまぐち・はつじょの紹介は、2006年6月16日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・ニューヨークと東京の株式が単純にも連動しています。28日にかけて猛吹雪の「年末寒波」が押し寄せます。交通機関の被害が出なければいいのですが、心配ですね。

投稿者 m-staff : 2018年12月27日 09:52

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