[2019年01月22日]

老妓ともいはるるはずよ懐炉負ひ

下田実花(1907~84)

懐炉(かいろ)が冬の季語。懐炉灰、白金懐炉、温石なども同意の季語です。
懐炉は、江戸の元禄時代に発明されたと言われています。柔らかい別珍(べっちん)やネルなどの布を貼ったブリキ製の容器の中に、葉巻形の懐炉灰を入れて、点火し懐中に入れて身体を温めました。その後、薄型で揮発油を使う白金懐炉が登場し、以前は主に老人や病弱な人に使われましたが、現在では使い捨てカイロが普及していますね。
作者は新橋の芸妓。俳人・山口誓子の実妹。この句は、芸妓を長く続けて老いた作者が、懐炉を背中に入れてお座敷に出ている、と巧みに表現していますね。
作者しもだ・じつかの紹介は、2006年 10月24日を参照。
(出典):角川学芸出版編「角川季寄せ」角川学芸出版、2014年刊)
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投稿者 m-staff : 2019年01月22日 09:40

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