[2019年02月02日]

初午や飛びあるく子の狐面

小沢碧童(1881~1941)

初午が春の季語。午祭、一の午、二の午、三の午、初午詣、福、参り、稲荷祭なども同意の季語です。
今日は、初午。2月の最初の午の日は稲荷神社の祭礼。京都の伏見稲荷、愛知県の豊川稲荷、そのほか全国の稲荷神社が祭礼を行います。初午には、幟を立て、太鼓を鳴らし、油揚げ、米粉など供えます。稲荷は、稲生(いなり)の意味で、農業の神、田の神と言われ、田の神が狐を使者にするという信仰です。
この句では、初午の日に、狐のお面をかぶって、飛ぶようには走っている子どもを見かけました。狐面がまるで田の神の使者のように見える、と詠っています。
作者おざわ・へきどうの紹介は、2007年2月21日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・サッカーアジアカップ決勝戦。日本はカタールに3対1で敗れました。日本はそれなりに頑張ったけれども相手の力が強かったですね。お疲れ様。

投稿者 m-staff : 2019年02月02日 10:03

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