[2019年02月14日]

店しめて余寒の軒の灯が並ぶ

佐藤紅緑(1874~1949)

余寒が春の季語。残る寒さも同意の季語です。
寒が明けてからもなお残っている寒さのこと。「春寒し」「冴返る」などとほぼ同じの季節感を表す季語。しかし、「余寒」は、寒が明けても寒さが残っているという、寒のほうに思いが傾いている季語ですね。この季語は漢詩から得られたもので、この余寒の厳しさ、緩やかさによって、桜の開花時期が大きく左右されます。
この句では、下町の光景を連想します。余寒のころに、商店街では店を早くから閉めて、軒の灯が並んでいる、と詠っています。
しばしの寒さが過ぎるのを待っているようですね。
今日は、バレンタインディー。聖バレンタインの記念日。私には、ドイツ製の義理チョコが一つ。
作者さとう・こうろくの紹介は、2006年12月29日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・白血病と診断された池江璃花子選手は、自身のツイッターで「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はない」と発信。本当に気持ちのしっかりとした女性ですね。完治してまた素晴らしい笑顔を見せてください。

投稿者 m-staff : 2019年02月14日 09:59

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