[2019年03月10日]

山頂に杭打ちて山目覚ましむ

吉野義子(1915~2010)

山目覚むが春の季語。山笑ふ、笑ふ山も同意の季語です。
この季語は、中国宋代の郭煕の「春山淡冶(たんや)にして笑ふがごとし」からきたことばで、早春の山の明るい色づきの様子を表しています。窓から見える裏の武山もうっすら色づいてきました。
春の「山笑ふ」は、季語として冬の「山眠る」に対照しています。そのような自然の移り変わりを、ただ鑑賞するだけではなく、自然と人間との関係で行動を起こすことでより深めたいという活発さが生きている句ですね。「山目覚む」は季語としてあまり使われませんが、詩的感慨が湧きおこります。これまでの自然観を超越して、地球規模で物を見る可能性を期待してしまいます。
今日は、大相撲大阪場所初日。日本人横綱はもういませんね。
作者よしの・よしこの紹介は、2007年7月28日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・昨日、気象庁によると関東地方で「春一番」が吹き、去年より8日遅いと発表しました。私は、花粉がかなり飛んでくしゃみの連続する一日となりました。最大瞬間風速は、横浜で16.7メートルでした。野球の侍ジャパンは、メキシコに逆転負け、「喝」ですね。

投稿者 m-staff : 2019年03月10日 09:46

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