[2019年03月11日]

景変わりつつ菜の花のつづきけり

稲畑汀子

菜の花が春の季語。花菜、菜種の花、油菜も同意の季語です。
今日は、東日本大震災と東電福島第一原子力発電所の事故の発生から8年の追悼日。様々なことが頭をよぎりますね。直接的にも、間接的にも多くの人々の脳裏にあの大災害が刻み込まれていて、決して忘れることのできない苦しみをもたらしています。
菜の花はアブラナ科の2年草。古く中国から渡来して、種子から菜種油を搾るために栽培されてきました。春たけなわに黄色の十字形の花をたくさん咲かせます。黄色一色に広い畑に菜の花の波が揺れている風景はとても美しく映ります。
この句は、風景が変わっても、その菜の花が広々と続いていると詠っています。
作者いなはた・ていこの紹介は、2005年3月20日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花―春」、TBSブリタニカ、2001年刊)
・東日本大震災の犠牲者は、震災関連死を含めて2万2131人。被災地では住宅の再建が進む中で、依然として全国で5万人以上の皆さんが避難生活を余儀なくされ、人口減少や高齢者の孤立なども課題となっています。震災はまだまだ終わっていませんね。

投稿者 m-staff : 2019年03月11日 10:02

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