[2019年03月12日]

お水取火の絵巻物繰るごとし

西本一都(1905~91)

お水取(みずとり)が春の季語。水取も同意の季語です。
今日は、奈良東大寺お水取。二月堂で、国家安穏を祈願して行われる修二会(しゅにえ)の行事の一つ。3月1日から14日まで11人の選ばれた僧が五体投池(ごたいとうち)、走り、達陀(だったん)などの法事を行います。なかでも、12日の夜の、お松明とお水取には多くの参詣人が参集します。籠松明をもった僧が堂の回廊から落とす火の粉を、人々は厄除けとして競って拾います。その後、深夜になってお水取が行われます。
この句では、その様子を「火の絵巻物」を展開している様子をくっきりと伝えてくれますね。作者は大阪市の生まれです。この行事が終わると関西地方にも本格的な春の訪れとなります。
作者にしもと・いっとの紹介は、2007年1月29日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・来年7月24日に新国立競技場で行われる東京オリンピックの開会式まで、今日で500日となりました。競技会場の準備や聖火リレーのルートの選定、選手や観客の輸送計画など、市民生活への影響も大きく、重要な課題になっています。組織委員会は国や東京都と連携して万全の体制を取ってもらいたいものですね。

投稿者 m-staff : 2019年03月12日 09:58

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