[2019年03月15日]

ネクタイの端が顔打つ春疾風

米沢吾亦紅(1901~86)

春疾風が春の季語。春嵐、春荒、春はやち、春のはやて、春北風、春強風なども同意の季語です。
春の強風。突風を春疾風と言います。どちらも雨を伴いませんが、暴風雨になると春荒と言います。移動性の高気圧と低気圧が交互に西から東へ進むのは春の気象ですが、低気圧が日本海を通るときに春嵐が起こりやすくなりますね。寒冷前線が南下すると、突風の吹くことがあり、これが春疾風です。
この句では、その春疾風が顔のネクタイの端を打って、気持ちがなえてしまった男のつらさが伝わってきます。
作者よねざわ・われもこうは、長崎市の出身。俳句は中学時代から作り始め、俳誌「馬酔木」に参加、馬酔木燕巣会を結成し、俳誌「燕巣」を創刊、主宰します。句集に「童顔」「老樹」などがあります。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・米ボーイング社の主力小型機737MX8型は、第4世代の新型ジェット機。現在、世界で371機が運航されています。アメリカのトランプ大統領は、昨年10月にインドネシア、今月10日にエチオピアで墜落事故。相次ぐ墜落事故のため、運航禁止に踏み切りました。世界規模で影響が広がるのを懸念します。

投稿者 m-staff : 2019年03月15日 10:05

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