[2019年03月24日]

松の芯大和武尊の匂ひせり

進藤一考(1929~99)

松の芯が春の季語。松の緑、初緑、緑立つ、若緑なども同意の季語です。
松は、春が深まると、広がった松の枝の先に、10センチから30センチほどの、ろうそくを立てたような軸芯が突き立ちます。初めは綿毛のようなものをかぶっていて、しばらくするとそこから若々しい緑色の新芽が勢いよく吹き出てきます。緑立つという季語にふさわしい姿になります。松は、岬や海辺に多く見られますが、日差しに輝く様子は少しずつ夏が近くなっている気持ちにさせられますね。
この句の「大和武尊(やまとたける)」は、古代の伝説上の英雄。景行天皇(記紀伝承上の天皇)の皇子で、天皇の命を奉じ、熊襲を討ち、後に東国を鎮定したと言われています。松の芯との取り合わせで不思議な効果を上げていますね。
今日で彼岸は明けます。
作者しんどう・いっこうの紹介は、2006年7月23日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・早朝に行われたカーリング女子の世界選手権準決勝で、日本は世界ランキング1位のスウェーデンに健闘しましたが6対3で敗れ、24日午後6時に韓国と3位決定戦を行います。強い相手ですからよほどの頑張りが必要ですね。

投稿者 m-staff : 2019年03月24日 10:05

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