[2019年03月30日]

辛夷咲き琺瑯の空ゆらぎをり

森 澄雄(1919~2010)

辛夷(こぶし)が春の季語。木筆、こぶしはじかみ、田打桜、幣辛夷なども同意の季語です。
近くの幼稚園の庭には辛夷の木があり、園児たちがその下で遊んでいます。
モクレン科の落葉高木。日本各地の山に自生し、高さは20メートルほどにもなります。葉より先に10センチほどの白色の六弁花を開きます。名前は、つぼみの形が赤ん坊の拳を連想させるからとも、秋に熟す実が拳のようだからとも言われています。
この句の「琺瑯(ほうろう)」は、エナメルとも言い、金属の素地にうわぐすりを塗って焼き、ガラス質に変えてこれで表面を覆ったもの。繊細な美しさが特徴です。そのような琺瑯のような空にすがすがしく辛夷が咲いていると詠っています。
作者もり・すみおの紹介は、2005年2月22日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花―春」、TBSブリタニカ、2001年刊)
・桜が咲いていますが、花冷えですね。ちょっぴり肌寒く感じます。プロ野球が開幕して、選手も観客も厚着で観戦、3試合が延長戦。面白い開幕戦となりました。ヤンキースの田中将大選手は良いスタートを切りました。

投稿者 m-staff : 2019年03月30日 10:24

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