[2019年04月16日]

更紗木瓜透かしてさらに更紗木瓜

永井龍男(1904~90)

更紗木瓜(さらさぼけ)が春の季語。木瓜の花、緋木瓜、白木瓜なども同意の季語です。
木瓜にはいろいろな種類がありますね。バラ科の落葉低木。中国が原産地で、日本には江戸時代の半ばに渡来したと言われています。主に観賞用として庭園や盆栽に栽培されています。種類によっては早春から棘のある枝に梅に似た五弁花がかたまって咲きます。紅、淡紅、白、朱赤色の他に白地に紅の花もあります。果実の切り口が瓜に似ているところから木瓜(もっか)と言い、転化して木瓜というようになりました。
この句の「更紗木瓜」は、花の色で紅白が混じっている木瓜の花のこと。その姿が透かしてさらに色合いを増していると詠っています。作者は俳名を東門居とも言いますね。
作者ながい・たつおの紹介は、2006年12月4日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(上)」、創元社、2008年刊)
・日本時間の16日未明、パリのノートルダム大聖堂で大規模火災発生し、大聖堂の中央部分が崩れ落ち、正面の塔にも燃え移り消化活動が続いています。29年ほど前に大聖堂を見学し、ミサにも入れてもらった経験があります。荘厳なゴシック建築が見事でした。カトリック信者の総本山とも言う場所ですから世界の信者の悲しみの声が聞こえてきそうです。

投稿者 m-staff : 2019年04月16日 09:50

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/6803