[2019年04月22日]

夕日より人歩み来る暮春かな

鷲谷七菜子(1923~2018)

暮春が春の季語。暮の春、春終る、末の春、春暮るる、春の暮ゆく、春の果なども同意の季語です。
春の終わりのこと。春の夕暮れではありません。過ぎてゆく春を主情的に表すというよりは、むしろ春が過ぎゆく頃という、淡々とした心持を表しています。
この句からは、暗い影をひく孤独な作者の姿が思われますが、その中にも、自己の立っている次元から、別な次元をながめています。それは、自らの人生が負った、本来の俳句への回帰を見せた姿であり、現実や物を見とおして見えてくるもう一つの次元を指していますね。暮春には、夕映えの中から、待ち焦がれていた人が現れた、と詠っています。
作者わしたに・ななこの紹介は、2006年3月9日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」、邑書林、1996年刊)
・スリランカの同時爆発事件は、ホテルや教会の6か所で起こり、すべて自爆テロとのこと。スリランカ政府の話では、事前にテロの情報が寄せられ、警戒していたところに起きたと言っています。引き続き類似の事案が起きないように、外務省は最新の情報を入手するよう呼び掛けています。

投稿者 m-staff : 2019年04月22日 09:53

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