[2019年04月23日]

春水のあるひはながれいそぎけり

久保田万太郎(1889~1963)

春水が春の季語。春の水、水の春も同意の季語です。
春の水に思い描くのは、満々としたその水量にありますね。古くから「春水四沢(したく)に満つ」と言って、春には山々の雪解けで湖沼も沢も多くの水を抱え、また、川も豊かに流れて行きます。この季語は、淡水に使われ、海には言いませんね。さらに、水は冷たくなく、ぬるむ感じです。
この句では、「あるひは」の使い方に作者の特徴が出ています。ゆったりした流れの中にも、何を急いでか、生き急いでいる流れが見かけられる、と詠っています。万太郎俳句は、江戸下町情緒にどっぷり浸かった市井人の匂いがします。
今日は、77歳の誕生日。生まれた日から数えて28125日目。これでいわゆる「喜寿」になりました。長寿祝には、還暦祝(満60歳)、古稀祝(70歳)、喜寿祝(77歳)、傘寿祝(80歳)、米寿祝(88歳)、卒寿祝(90歳)、白寿祝(99歳)、百寿祝(100歳)などがあります。
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:久保田万太郎著「句集・こでまり抄」、ふらんす堂、1991年刊)
・アメリカ政府は、「イラン産原油禁輸」に向けた経済制裁で、日本、中国、インドなど8か国に認めていた制裁の適用除外について、5月上旬以降は延長しない方針を発表。これによってイランが強く反発するのは確実で、両国間が緊張し、原油価格の高騰が起きます。またもトランプのわがまま外交が世界を混乱させますね。

投稿者 m-staff : 2019年04月23日 10:01

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