[2019年04月24日]

石鹸玉麒麟の高さを越して爆ぜ

福田蓼汀(1905~88)

石鹸玉(しゃぼんだま)が春の季語。たまやも同意の季語です。
春らしい情景。石鹸を溶かした液に麦藁、小麦藁、葭、笹竹などの管の先を液に浸してから吹くと、日光に輝いて美しい虹色の玉が飛び立ちます。その美しい光景に見とれている子どもの姿が浮かんできますね。また、どこまで遠く飛ぶかを競っている子どもの声も聞こえてきそうです。かつては、「たまや」と、春の日差しの中を江戸の町を売り子が石鹸玉を売っていました。最近では、洗剤液を利用して、ビニールのストローなどを使っています。
この句では、動物園のなかで、石鹸玉遊びをしていて、キリンの高さを越して空へ飛んで行く様子が浮かんできます。
同じ作者に次の句があります。
石鹸玉女神の毬のごと弾み  蓼汀
この句では、いささかオーバーですが、女神の毬の如くに見えると表現しています。
作者ふくだ・りょうていの紹介は、2005年3月10日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・スリランカのコロンボで起きた同時爆破テロ事件は、過激派組織ISが犯行を主張する声明を発表しました。これまでに321人が死亡、およそ500人が怪我をしています。イースターのお祭りをしている人たちを狙い、教会では体に巻き付けた爆発物を爆発させたほか、ホテルでは爆弾と身体に巻き付けた爆発物を両方爆発させたと言われています。自爆テロは、防ぎようがありませんね。

投稿者 m-staff : 2019年04月24日 09:49

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