[2019年05月23日]

鯖の背に沖の紺あり流紋あり

香西照雄(1917~87)

鯖が夏の季語。鯖釣、鯖火、鯖船なども同意の季語です。
近頃は、鯖の缶詰が美味しいと評判で品薄となっているそうですね。鯖は回遊魚で、夏季は群れを成して日本の近海に現れます。体長は40センチほど。体形はサバ形という言葉があるくらい美しい姿です。産卵を終えた鯖は、十分に餌を食べ脂がのるので特に美味であり、これがいわゆる秋鯖。灯りに集まる習性があるので、夜船で火を焚いて漁をするので鯖火と言います。以前は、1本釣りでしたが、今ではトロール船か巻き網漁となりました。
この句では、鯖の背部が紺色なのは、沖合の海が紺から来ていて、そのうえ背部の流紋は沖合を移動するせいだ、と考え、「あり」を繰り返すことで切れ字の効果を増しています。
作者こうざい・てるおの紹介は、2006年11月23日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・25日にトランプ大統領が訪日します。アメリカ政府の高官によると、目的は令和という日本の新しい時代を祝うことにあるということだそうです。28日には、横須賀基地でアメリカ軍の兵士たちを前に演説をする予定。事故なく無事に帰ってくれることを願います。

投稿者 m-staff : 2019年05月23日 10:13

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/6843