[2019年06月01日]

更衣水にうつりていそぎつつ    

橋本多佳子(1899~1963)

更衣(ころもがえ)が夏の季語。衣更ふも同意の季語です。
今年は、5月に暑い日が続いて、もう衣服を夏物に変えた方も多いと思います。北海道では、フェーン現象のせいで強烈な暑い日が記録されました。
更衣は、元来は平安時代に始まった宮中の儀式の一つでした。江戸時代になると幕府が制度として定め、一般の庶民に広まりました。現在では、一般に更衣をする風習がすたれ、6月1日と10月1日の更衣を守っているのは、学生の制服とサービス業関係の職場が中心になっていますね。街に溢れている学生の夏服姿は季節感を助長してくれます。一方、和服の世界では、はっきりとした区別があります。
この句では、その和服の更衣をしている姿が水に写って、気持ちの急いている作者の様子が伝わってきます。
今日は、気象記念日。電波の日。写真の日などなど。
作者はしもと・たかこの紹介は、2005年1月25日を参照。
(出典:草間時彦「秀句鑑賞十二か月」(朝日新聞出版、2000年刊)
・中国がアメリカへの報復関税を発動。貿易摩擦がさらに激しくなりました。さらに、アメリカとメキシコの間で貿易摩擦が激しくなることの懸念から、ダウ平均株価は大幅に下落。6月は世界経済の不透明感が増して、気持ちの不安定な月になりそうですね。

投稿者 m-staff : 2019年06月01日 09:31

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