[2019年06月03日]

五月雨や鴉草踏む水の中

河東碧梧桐(1873~1937)

五月雨(さみだれ)が夏の季語。五月雨(さつきあめ)、さみだるる、五月雨雲、五月雨傘も同意の季語です。
さみだれの「さ」は陰暦五月を指し、「みだれ」は水垂れの意味。陰暦五月に降る雨、すなわち梅雨のこと。梅雨は中国の言葉で、五月雨は日本的な情緒のある言い回しですね。
この句では、五月雨の中、鴉が水の中の草を踏んで、雨に耐えている、と詠っています。写生句です。
この句は、1898(明治31)年刊行の「新俳句」に所収されています。収録されている俳人は600余名、総俳句数は5000弱。正岡子規の率いる日本派最初の総合句集でした。当時、新進気鋭の青年碧梧桐の快作ですね。
作者かわひがし・へきごとうの紹介は、2005年3月11日を参照。
(出典:大岡 信著「第五 折々のうた」、岩波新書、1986年刊)
・サッカー女子の日本代表、なでしこジャパンじゃ強化試合でスペインと対戦、1対1で引き分けました。女子ワールドカップは8日に開幕、初戦はアルゼンチンと対戦します。なでしこは若手中心ですからまだまだ力不足、一戦一戦を着実にこなして、メダルを狙ってください。

投稿者 m-staff : 2019年06月03日 09:41

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