[2019年06月05日]

下闇を出でてあかるし渡月橋

正岡子規(1867~1902)

下闇が夏の季語。木の下闇、木下闇、青葉闇なども同意の季語です。
夏木立の鬱蒼と茂っていて昼なお暗い様子を言います。明るい場所から茂った樹林の中に急に入ると特に暗く感じますね。「万葉集」その他の歌では、木の晩または木暮とも言います。木下闇の「闇」は、暗黒ということではなくて、暗さを感じることの表示で、明るい場所から茂った樹林の中に入った時など、特にこの感じが強く表れます。
この句の「渡月橋」は、京都市右京区の嵐山の麓を流れる保津川の架かる橋の名前。情景を見事に写生していますね。
今日は、世界環境デー。
作者まさおか・しきの紹介は、2005年7月28日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・将棋の羽生善治九段が通算1434勝となり、大山康晴十五世名人を抜いて勝ち数の歴代記の録を27年ぶりに更新しました。今は無冠の帝王ですが、このところの対局をテレビで見ていると「歩」の使い方に新たな境地を開いたようです。健康に注意してますますの活躍を祈ります。

投稿者 m-staff : 2019年06月05日 09:19

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