[2019年06月09日]

雲迅しつりがねの花の揺れつつ

林原耒井(1887~1975)

つりがね(釣鐘)の花が夏の季語。蛍袋、提燈花、風鈴草なども同意の季語です。
この花は、雨降り花とも呼ばれるように、雨の季節によく咲き、雨に濡れた色合いは独特の風情がありますね。キキョウ科の多年草。草の高さは60センチほど。茎は直立して、茎、葉ともに粗い毛が生えています。枝の先端に、提燈を下げたような釣鐘型の花を下向きに付けます。花の色は、淡紅色ですが、白、目に紫色もあります。子どもが花筒の中に蛍を入れて遊んだからとも言われますが、「火垂る」が語源とも言われていますね。
この句では、雲が西から東に迅(はや)く走っている中で、釣鐘の花が風に揺れている、と詠っています。何かが始まる予感を表しています。
作者はやしばら・らいせいの紹介は、2005年9月7日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・福岡市で開かれているG20財務相・中央銀行総裁会議が2日目を迎えました。米中の貿易摩擦解消を目指していますが、各国の足並みがそろわずに混迷を深めています。ここで問題解決に協調した姿勢が確立されなければ経済の停滞は免れません。アメリカを中心とする巨大企業への新たな課税ルールも喫緊の課題ですね。

投稿者 m-staff : 2019年06月09日 09:42

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