[2019年06月19日]

栗の花紙縒の如し雨雫

杉田久女(1890~1946)

栗の花が夏の季語。花栗、栗咲くも同意の季語です。
栗の花の強い匂いは独特で好き嫌いがありますね。ブナ科の落葉高木。栗は日本の特産品で、鉄道の枕木や家の土台として多く使われましたが、今では用途が少なくなって、栗山は急に減って、実を取るために改良され、畑に栽培されるものが多くなりました。花の時期になると青臭い匂いを放ちます。白い穂状の花は雄花で、雌花は目立たなく見えます。
この句では、栗の花が咲いている庭では、雨雫が紙縒(こより)のように見える、と詠っています。繊細な感覚が伝わってきますね。
今日は、桜桃忌。東京三鷹の禅林寺で偲ぶ会が行われます。
作者すぎた・ひさじょの紹介は、2005年1月26日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・昨夜10時22分、新潟県で震度6強、山形県で震度6弱の大きな地震に驚きました。津波注意報が出されて被害が心配されましたが、それほど大きくなくて安心しました。今後1週間は注意が肝要です。ご注意ください。

投稿者 m-staff : 2019年06月19日 09:37

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