[2019年07月10日]

みどり児の香が先にくる青嵐

加藤知世子(1909~86)

青嵐が夏の季語。夏嵐、風青し、晴嵐も同意の季語です。
青葉のころに吹く清爽なやや強い風のこと。万緑をそよがせて吹きます。5月ごろから7月にかけて吹くこのような風は、おおよそ南風ですね。風速が際立っていて快適ですが、ときにはなはだしく蒸した感じを伴うことがあります。「南風」と同じですが、この風は生活に即しており、「晴嵐」は雅語となります。
この句では、母親の暖かな気持ちが浮かんできます。「みどり児」は3歳ぐらいまでの幼児を指していて、その例えようもない香りが青嵐よりもぐいと迫ってくる、と詠っています。
作者かとう・ちよこの紹介は、2005年7月24日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・今日はアメリカの大リーグ、第90回オールスターゲームがクリーヴランドで開催されています。日本からはヤンキースの田中将大投手が登板します。ナショナルリーグの猛者に通用するかどうかが楽しみです。

投稿者 m-staff : 2019年07月10日 09:25

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