[2019年07月30日]

蝉の穴一会一会の余生かな

古舘曹人(1920~2010)

蝉の穴が夏の季語。蝉、初蝉、蝉時雨、夕蝉、夜蝉、山蝉、にいにい蝉、油蝉、みんみん蝉なども同意の季語です。
今年初めて蝉の声を聴いたのは7月23日でした。7月は、天候不順で今年は鳴くのが遅く感じました。一番早く地中から出る蝉は、松蝉で春蝉とも言います。次がにいにい蝉で、ジーッと鳴き、チッチッとおさめます。他はおおよそ7月中旬ころから、油蝉、熊蝉、ひぐらし、つくつくぼうしと秋の中旬ころまで鳴きますね。蝉は、地中に7年ほどいて、成虫になって地上に出ると、1週間ほどで死にます。
この句では、蝉の穴から、蝉が出てくるのも、まことに生命の一会一会の余生の如し、と断じています。
作者ふるたち・そうじんの紹介は、2007年1月14日を参照。
(出典:蝸牛社編集部編「新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・今日も各地で猛暑日。熱中症を警戒しなければなりませんね。また、大気が不安定で天気が急変することもあります。まだ体が暑さに慣れていませんので、体調管理に気を付けてください。

投稿者 m-staff : 2019年07月30日 09:28

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