[2019年08月03日]

むかし汝に贈りし聖書晩夏光

三谷 昭(1911~78)

晩夏光(ばんかこう)が夏の季語。晩夏、季夏なども同意の季語です。
暦の上での夏の終わりは暑さの極まる時であり、耐えがたい時候なのですが、自然界の草木も繁茂の時期が終り、やがて衰えを見せはじめます。烈日も盛りを過ぎて、夏が去り行く感慨があります。どこからともなく、そこはかと秋の気配が漂うようになりますね。
この句で作者は、むかし晩夏光のころに、後輩に聖書を贈ったことを急に思い出しました。聖書と晩夏光が妙にしっくりとしているのが不思議ですね。
作者みたに・あきらの紹介は、2007年3月29日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今日も極暑。朝から調布、青山霊園とまわるので、お水を持って出かけます。

投稿者 m-staff : 2019年08月03日 08:53

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