[2019年08月09日]

むさし野の秋は白雲よりととのふ

上村占魚(1920~96)

秋が秋の季語。素秋、髙秋、商秋、金秋、三秋、九秋なども同意の季語です。
秋は、空が高く澄み切って、木々が紅葉し、穀物の収穫の季節ですね。「あき」という名前は、開き、明らかから来たとも、木々の紅葉を指す「緋(あき)」とも、穀物の豊作を指す「飽(あき)」とも来たと言われています。その反面、もの寂しく哀れなところを本意にして、万物が零落する季節でもあります。
この句では、「むさし野の秋」と限定しています。武蔵野は、埼玉県の川越から南から東京都の府中までの間に広がる地域を指して、様々な詩歌の生まれるところですね。広義には、旧武蔵国全体を指します。白雲から武蔵野の秋は整うと詩的に詠っています。
今日は、長崎に原爆が投下された日。
作者ありま・あきとの紹介は、2005年1月11日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・朝から蝉の大合唱。長崎に原爆が投下されて74年。その時もきっと蝉が鳴いていたことでしょう。広島、長崎の被爆者のためにも、日本政府は、核兵器禁止条約に署名・批准すべきです。

投稿者 m-staff : 2019年08月09日 09:29

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