[2019年08月13日]

みちのくの一夜の宿の魂迎

深川正一郎(1902~87)

魂迎(たまむかえ)が秋の季語。門火、迎火、精霊迎、苧殻火、送り火なども同意の季語です。
今日は、月遅れの盆迎え火。盂蘭盆会に入る夕方、先祖の精霊を家にお迎えするために、門前や戸口で焚く火のことを言います。多くは苧殻(いもがら)を焚くので苧殻火とも言いますが、東北地方では樺(かば)の皮を用いるので樺火とも言います。盆に祖先の精霊が家に帰ってくるのに、戸惑うことないよう、家中の者が出て迎え火を焚くのはいまでは懐かしい習慣ですね。
この句では、作者が陸奥の何処かの宿に一泊した時、ちょうど月遅れの盂蘭盆会の迎火に遭遇した思い出を句にしていますね。
作者ふかがわ・しょういちろうの紹介は、2008年11月15日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・超大型台風10号が14日から15日にかけて西日本に接近し、上陸する気配。強風と大量の雨を伴っていますので、厳重な注意が必要です。また。お盆で地方に出かけている皆さんは、急いでお帰り下さい。

投稿者 m-staff : 2019年08月13日 09:42

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