[2019年09月14日]

秋風に吹かれて開く扉かな

篠原温亭(1872~1926)

秋風が秋の季語。秋の風、秋風、素風なども同意の季語です。
この句は、秋風に吹かれて、ただそれだけで開いてしまう扉に的を絞っています。引き戸ではなく、両開きの戸ですね。鍵はかけられていません。風に吹かれてゆったりと開いています。個人の家ではなく、飲食店や商店の入口にはありそうですね。
秋風は、どこかさびしい風情があります。人恋しさに誘われて異世界に入ってしまいそうです。思わず誘い込まれそうになりますが、単に扉が描かれただけであって、ここではそこに入ったかどうかはわかりません。平明にして奥深い句ですね。
作者しのはら・おんていの紹介は、2007年3月15日を参照。
(出典:島田青峰編「篠原温亭句集」、民友社、1927年刊)
・千葉県で台風15号の影響で大規模停電継続、約15万戸。あの東京電力のことですから、支障のあるのはわかりますが、それにしても時間がかかり過ぎますね。今日から3連休。早く復旧してあげてください。

投稿者 m-staff : 2019年09月14日 10:01

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/6977