[2019年09月16日]

おしろいを咲かせ老人の日なるぞ

山口青邨(1892~1988)

老人の日が秋の季語。敬老の日、敬老の日、年寄りの日なども同意の季語です。
少子高齢化社会のただなかにいて、老人が老人社会の行く末を考える時代となりましたね。
おしろい(白粉)花は、花期が長く、夏から秋まで咲いています。花は、紅、白、黄色などがあり、夕方から開き、朝にはしぼんで落ちます。種子をつぶすと白粉質の胚乳が出るのでこの名前があります。
この句では、その白粉の花が元気に咲いているのと老人の日の取り合わせがまことに皮肉にうつりますね。
同じ作者に次の句があります。
おしろいを咲かせおびただしき露を  青邨
ここではおしろいを咲かせるには、たくさんの露が付着することになるよ、と詠っています。
作者やまぐち・せいそんの紹介は、2005年3月13日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・日本は世界最多の高齢者社会。日本の65歳以上の高齢者は、3588万人で過去最多。この勢いは2040年まで続くと言われています。これまでにない様々な工夫が必要ですね。

投稿者 m-staff : 2019年09月16日 09:45

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