[2019年09月19日]

芋嵐わが家吹きぬけひびくなり

村山古郷(1909~86)

芋嵐(いもあらし)が秋の季語。黍嵐(きびあらし)も同意の季語です。
9月9日は、これまで経験したことないものすごい風が三浦半島、房総半島を駆け抜けて行きましたね。
ここで取り上げて芋嵐は、芋畑一面に芋の葉に吹き付ける強い風を言います。盾のような形をした芋の葉が、白っぽい葉裏を見せて波立っています。
この句では、芋の葉を吹き抜けてゆく嵐が、我が家の中を吹き抜けていった。大風が通って、我が家が響き渡っている、と詠っています。かなり強い風が開けてある窓から入ってきて、家全体が響いています。自然と一つになって家全体が喜んでいるかのようですね。
作者むらやま・こきょうの紹介は、2006年5月19日を参照。
(出典:小澤 實「名句の所以」(毎日新聞出版、2018年刊)
・千葉県の停電は、いまだ3万1000戸。北海道の大雪山系の旭岳で初雪が確認されました。少しずつ寒くなってきますね。今日は東京地方裁判所で、福島第一原発事故をめぐり、東電の旧経営陣3人が起訴された裁判の判決が言い渡されます。検察は禁固5年を求刑しています。

投稿者 m-staff : 2019年09月19日 10:04

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