[2019年09月20日]

身にしむやほろりとさめし庭の風

室生犀星(1889~1962)

身にし(入)むや身に沁むも同意の季語です。
今日からは、秋の彼岸入り。
元々は、しみじみと沁みとおるように身に深く感じる意味で、あまり季節感は無かったようです。しかし、藤原俊成の「夕されば野べの秋風身にしみて鶉(うずら)鳴くなり深草の里」の歌で季節感が
定着しましたね。これによって、秋風に触発されて、身にしむ感じを受け取る意識の流れが生まれました。
この句では、秋も深まって庭の風がちょっぴり冷やかに感ずるようになったと詠っています。「ほろりとさめし」が上手な表現ですね。
作者むろう・さいせいの紹介は、2005年6月20日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・今日から秋の彼岸。相模原の橋本のお寺に墓参り、そのあと調布へ回る大旅行。

投稿者 m-staff : 2019年09月20日 08:28

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