[2019年09月28日]
同齢の樹ならむ黄葉いつせいに
福永耕二(1938~80)
黄葉(こうよう)が秋の季語。黄葉(もみじ)、草木黄ばむも同意の季語です。
横須賀市西公園には、20本ほどの桜並木があります。このところ桜葉が黄ばみ始めました。落葉樹は、秋になって紅葉するとき、楓のように赤くなる樹と、銀杏のように黄色になる樹がありますね。楢、櫟、欅、白樺、栃、栗などの黄色の葉は、紅葉とは別の趣があります。このように同じ紅葉を細分化する表現は、日本人ならではの美意識でしょうね。
この句では、同じ年齢の樹木が一斉に黄葉している状態を表現しています。
作者ふくなが・こうじの紹介は、2006年4月9日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・地球温暖化対策を訴えるスウェーデンの16歳の活動家グレタさんの呼びかけで27日、世界各地でデモが行われ、主催者側の発表では世界全体の1週間にわたる抗議活動で660万人が参加しました。現在の政治家たちの「後は野となれ山となれ」の政策を変える絶好の機会ですね。
投稿者 m-staff : 2019年09月28日 09:45
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