[2019年10月10日]

耳すこし遠くなりしや鉦叩

今井つる女(1897~1992)

鉦叩(かねたたき)が秋の季語。
叩き仏壇の前に置かれている鉦。ちんちんという音はどこかもの悲しい響きで、亡き人をしのぶのにふさわしい道具。その音に似ている鉦叩の音は日本人好みの哀れに通じますね。
コオロギ科。体長は1センチほど。雌には翅がなく、雄の翅も短く、鳴き声は哀調を帯びます。樹上性で街路樹や庭木などに多く生息しています。
この句は、鉦叩が鳴いているようだ、それにしても耳が少し遠くなったなと作者は慨嘆しています。
55年前の1964(昭和39)年10月10日の今日、第18回オリンピック東京大会が開催され、10月24日まで熱戦を繰り広げました。
作者いまい・つるじょの紹介は、2005年6月17日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・今年のノーベル化学賞は、リチウムイオン電池の開発者、旭化成の名誉フェロー、吉野 彰さんが受賞しました。授賞理由は、「リチウムイオン電池は、軽くて再充電できる強力なバッテリー。太陽光や風力などのエネルギーを十分ためることができ、化石燃料が必要でない社会を作りだすことも可能にする」としています。夢が膨らみますね。

投稿者 m-staff : 2019年10月10日 10:18

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