[2019年10月15日]

月に飛ぶ穂絮よ死者は睦み合ふ

丸山哲郎(1922~2008)

穂絮(ほわた)が秋の季語。草の穂、草の穂絮、穂草なども同意の季語です。
イネ科やカヤツリグサ科の雑草、例えば、えのころ草、刈萱、芒などは秋になると穂花を出します。それがほつれて綿状になったものを「草の絮」と言います。一見すると、花も実も区別がつきにくくなっています。草の絮は、子供たちの遊び道具になり、また絮が風に乗って飛び散り、穂がばらまかれます。
幻想的な句ですね。穂絮が月に向かって飛んでいます。それはまるで亡くなった人たちが睦みあっているかのようです。
今日から新聞週間。
作者まるやま・てつろうの紹介は、2011年11月12日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・どのテレビ局も水浸しの光景を写し出しています。台風19号の影響は広範囲にわたり、予想以上の被害をもたらしています。地球温暖化により、海水の温度が上昇して、局地的に多くの雨を降らせています。気象上の過去の記録が役に立たない時代に入りましたね。

投稿者 m-staff : 2019年10月15日 09:19

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