[2019年11月09日]

神有の出雲より来し夜の電話

金久美智子(1930~2019)

神有(かみあり)が冬の季語。神無月(かんなづき)、かみなづき、神有月、神去月、初霜月なども同意の季語です。
神無月は10月の異称。この月に八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に旅立ち留守になるので、この名前がついたという言い伝えがあります。出雲の国では神有月、神来月となりますね。
この句では、そのような伝説を踏まえながら、話題は出雲から現実にあった電話ですから、おかしみが感じられます。もちろん、出雲に出張中のかかってきた電話ではありませんが、そのようなこともあるのかしらと思わせるところに作者のセンスがあります。作者は10月29日に逝去されました。
作者かねひさ・みちこは、東京生まれ、俳句結社「氷室俳句会」を主宰し、俳句誌「氷室」を創刊。その後、名誉主宰に。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・中国への関税引き下げに「同意せず」とトランプ大統領が発言。これは中国側が段階的に関税を引き下げることでアメリカ側と合意したという発言を否定したものです。これにより関税交渉の行方は予断を許さない状況となりました。両国の綱引きは相変わらず続きます。

投稿者 m-staff : 2019年11月09日 10:08

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