[2019年11月16日]

目貼して密教の密いまに守る

上田五千石(1933~97)

目貼(めばり)が冬の季語。目貼張る、隙間張るも同意の季語です。
北海道や東北では、北窓を塞ぐとともに、雪や風が吹き込まないように紙やテープなどを貼って隙間を塞ぎます。今住んでいるマンションの自分の部屋でもアルミサッシの間から冷たい風が吹きこむので、冬季は目貼をしています。
この句では、目貼と密教の取り合わせが面白いですね。密教とは、仏教の流派のひとつで、あくまでも深遠で、我々凡人にはうかがい知れない世界を持っています。インドで大乗仏教の発展の中で生まれました。中国、日本のほかにネパールやチベットなどで広まりました。日本では真言宗系の東密と天台宗系の台密とがあります。目貼した部屋の中で一心に護摩を焚いている僧侶の姿が浮かんできますね。
作者うえだ・ごせんごくの紹介は、2005年1月19日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・JR山手線は、今日始発から大規模運休しています。これは来年春に「高輪ゲートウェイ駅」の開業に向けた線路の切替工事のためです。切替工事は1700人の態勢で行われ、16日午後4時ごろに全線の運転が行われます。新駅開業で経済効果が期待されています。

投稿者 m-staff : 2019年11月16日 09:55

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