[2019年11月28日]

鴨啼くや弓矢を捨て十余年

向井去来(1651~1704)

鴨啼くが冬の季語。鴨、青頸、真鴨、小鴨、鴨の声、鴨の陣なども同意の季語です。
単に「鴨」と言えば、冬鳥の真鴨のことを指します。青頸の別名の通り、雄は頭部が緑色で、黄色の嘴と対比が美しく見えます。雌は全身が茶褐色で嘴も黒く地味に見えます。
鴨の声は、哀調を帯びて胸に沁みてきます。作者は鴨の声に誘い出されるように、弓矢も捨てて既に十余年を経てしまったという感慨に満ちています。
作者は、蕉門十哲の一人、高雅で静寂な俳風で知られています。武士の道を捨てて、京都の嵯峨に落柿舎と名付けて草庵を営み、芭蕉没後は正しい蕉風俳諧を説きました。
作者むかい・きょらいの紹介は、2005年8月11日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・「就職氷河期世代」は、高卒で1975~85年ごろに生まれた現在44歳から34歳ごろの人、大卒で1970~80年頃に生まれた現在49歳から39歳ごろの人を指します。政府が就労支援に取り組むのは結構なことです。就労人口が減少していますから、よりよい就労環境を作らねばなりませんね。

投稿者 m-staff : 2019年11月28日 10:13

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