[2019年12月05日]

犬猫と同じ姿や冬座敷

富田木歩(1897~1923)

冬座敷が冬の季語。
冬座敷は、寒さを防ぐために襖や障子を閉め切って、火鉢やこたつが置いてある部屋。人の居住まいも静かで、掛け軸なども暖かい書画になっていたりします。明るい夏座敷とは対照的ですね。
この句は、私が河出書房新社時代に編集者として机を並べていた松本 哉さんの本を読んでいたところ、「墨堤に生まれた俳人」として富田木歩を取り上げていて、その中から一句取り上げました。
作者は、幼少期に病にかかり、歩行不能となっていました。ですからその姿は犬猫と同じと明るく悲しく表現しています。26歳のときに、関東大震災で横死しました。
作者とみた・もっぽの紹介は、2005年7月28日を参照。
(出典:松本 哉著「すみだ川を渡った花嫁」河出書房新社刊、1995年刊)
・ドイツの環境NGOは、去年1年間に異常気象で世界で最も深刻な被害を受けたのは「日本」だったとする分析を発表し、温暖化対策の強化を呼び掛けています。これはスペインで開かれている国連の会議、COP25で公表されました。日本の政治家たちは「桜を見る会」などにうつつを抜かしているよりももっと国民の目線で災害問題に目を向けてほしいと思います。

投稿者 m-staff : 2019年12月05日 09:31

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