[2019年12月09日]

鴨の鍋つついて余呉を身内とす

加古宗也

鴨の鍋が冬の季語。鴨鍋、鴨雑炊なども同意の季語です。
冬は鍋物の季節。鴨の鍋などはなかなか食べられませんが、食べるときは美味しい日本酒が欲しくなります。
この句の「余呉」は、琵琶湖の北端近くにある小さな湖。余呉川によって琵琶湖に注ぎます。羽衣伝説があることでも知られています。北国からここに渡ってきた鴨を目当てに、作者は鴨料理を食べに行きました。美味しかったことはさておいて、鍋をつついて「余呉を身内にした」というのは、小さなものの中に大きなものを容れるということを意味します。本当に余呉を体内に入れられるのでしょうか。大胆な表現も俳句の醍醐味でしょうね。
今日は、障がい者の日。漱石忌など。
作者かこ・そうやの紹介は、2013年12月28日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・スキージャンプのワールドカップが始まりました。3シーズンぶりに総合優勝を目指す高梨沙羅選手は、ノルウェーのリレハンメルで行われた第2戦で3位になりました。このところ欧州勢の活躍で以前ほど勝つことはできなくなりました。今季も苦戦が続くと思いますが、勝ち抜くことを期待します。

投稿者 m-staff : 2019年12月09日 10:06

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