[2019年12月11日]

まんりやう生けて心ともりぬ灯ともりぬ

林原耒井(1887~1975)

まんりやう(万両)が冬の季語。
冬に入って青い実がだんだん染まってきて真紅になる植物に万両や千両があります。ヤブコウジ科の常緑小高木。万両は千両に勝るという意味の名前で、千両よりも実が大きく紅の色が寂びて重々しく見えます。葉の緑も濃く豊かな感じがしますね。果実は冬に赤く熟しますが、春になっても落ちることはありません。正月の飾りとしてよく用いられます。
この句では、万両を生けることによって、心も灯のように生き生きになる、と詠っています。
作者はやしばら・らいせいの紹介は、2007年5月30日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・東日本大震災の発生から今日で8年9か月。死者と行方不明者は1万8428人。さらに避難生活などで亡くなった「震災関連死」は3700人以上と、「関連死」を含めた死者と行方不明者は2万2000人を超えています。自然の恐ろしさと原発事故の非道さをつくづく感じます。災害列島に明日はあるのでしょうか。

投稿者 m-staff : 2019年12月11日 09:40

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