[2019年12月30日]

あてなしに打ち越す年や雪礫

西山宗因(1605~82)

打ち越す年が冬の季語。
作者は、あわただしく年の瀬となって、たいした期待もなく新年を迎えようとしています。このような無為を破るかのように、不意に雪合戦の雪礫(ゆきつぶて)が飛んできました。いったい誰が投げつけたのでしょうか、ばしっと打たれてにわかに覚醒しました。
やみくもに生きてはならじと誰かが言っているようです。これは江戸時代も現代も関係ありませんね。切れ字の「や」が見事に生きている気がします。「打ち越す」は、「越す」を強めた表現です。
作者にしやま・そういんの紹介は、2013年1月24日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・気象庁によると、今年、国内で震度5弱以上の揺れを観測した地震は9回発生し、6月に山形県沖で発生した地震ではけが人や建物に被害が出ました。「被害をもたらす地震は、いつ、どこで起きてもおかしくない」として、日ごろの備えを強調しています。それにしても日本列島はよく揺れますね。

投稿者 m-staff : 2019年12月30日 09:34

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