[2020年01月16日]

母と寝て母を夢むる藪入かな

松瀬青々1869~1937)

藪入(やぶり)が新年の季語。藪入(い)り、家父入、養父入、宿下り、里下りなども同意の季語です。
藪入りは、この頃あまり聞かなくなりましたね。これは使用人たちが一日仕事を休み、生家に帰ること、あるいは自由に外出することを言います。7月16日も藪入りですが、これは後の藪入りと言って区別します。昔は、奉公人に公休日は正月と盆以外にはありませんでした。
家を出ているものは、この日生家の戻り、両親に会い、家々の祖先を祭る日であって、単なる休暇ではありませんでした。
この句では、娘さんでしょうか、久しぶりに母親と並んで就寝したのに、何のことはない、見る夢は母親のこと、と詠っています。
作者まつせ・せいせいの紹介は、2007年4月5日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・暖冬のせいか、梅の蕾が膨らんできました。さて、米国と中国の政府は長期化していた貿易交渉で第1段階の合意文書に署名しました。中国が米国産の農産品の輸入拡大などを約束する代わりにトランプ政権は中国からの輸入品に上乗せしている関税の一部を引き下げることになって部分的な合意となります。妥協の産物ですが、先行きは太名ですね。世界の景気はこれにより少し安定します。

投稿者 m-staff : 2020年01月16日 09:54

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