[2020年01月29日]

寒玉子一つ両手にうけしかな

久米三仃(1891~1952)

寒玉子が冬の季語。寒卵も同意の季語です。
いまごろの寒中に鶏が産んだ卵のこと。この時期は、ほかの季節よりも滋養が多いと言われ、かつ貯蔵がながく効くことから好まれています。寒さの張り詰めた中で、卵を割って中身を落としても黄身が崩れずに、姿よく盛り上っていて見た目にもすっきりしていますね。心のなごむ光景です。卵は、牛乳とともに栄養食品で利用範囲も広く、値段も安いのでどこの家庭でも必需品です。
この句では、寒中の卵ひとつを、うやうやしく両手で受けた、と詠っています。きっと卵が有難く、何もないような戦後の混乱期の姿を表現しています。
作者くめ・さんていの紹介は、2006年2月12日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・新型のコロナウイルスの感染防止は、ざるで水をすくっているようですね。それほどに感染症の対策は難しく、初期の治療が大事ということです。武漢からチャーター機が羽田に到着しました。新型肺炎の患者は5974人、死者は132人になりました。まだ終息の気配はありません。

投稿者 m-staff : 2020年01月29日 09:44

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