[2020年02月01日]

春隣闇がふくらみ来るなり     

柴田白葉女(1906~84)

春隣(はるどなり)が冬の季語。春近し、春遠し、春いまだ、春間近、春遠からじなども同意の季語です。
2月になりましたね。冬もそろそろ終わりに近づくと、空の色、光の具合、野山のたたずまいや雨の降り具合などから春の近いことを感じます。よく似た季語の「春を待つ」は、ひたすら春を待ちわびる心を表しています。誰もが「冬来たりなば春遠からじ」の言葉を肌で受け止め、実感として季節をとらえます。
この句では、春が近くなると、何か闇が膨らんでいるようだとらえています。作者の細やかな心情が伝わってきますね。
作者しばた・はくようじょの紹介は、2006年7月4日を参照。
(出典:平井照敏編「季寄せ」NHK出版、2001年刊)
・イギリスがすったもんだの末、47年にわたって加盟していたEU=ヨーロッパ連合から離脱しました。これまで統合と拡大を続けてきたEUにとって、加盟国が離脱したのは初めてです。
残留か離脱かで分断されていた国民が一つになれるのはまだまだ時間がかかりそうです。

投稿者 m-staff : 2020年02月01日 10:03

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/7148