[2020年02月02日]

冬萌や五尺の溝はもう跳べぬ

秋元不死男(1901~77)

冬萌(ふゆもえ)が冬の季語。冬木の芽、冬芽、冬萌ゆるも同意の季語です。
冬萌は、いち早く枯草の中から緑の芽を出し始めた晩冬の風景ですね。よく日の当たる場所の枯草をかき分けると、根元には新芽が萌え出ています。このような冬に萌えだした芽が「冬萌」で、草や木の両方に用います。まだ寒い時季ですので、芽立ちは弱々しく、何とも健気な感じがしますね。本格的な春の芽吹きになる前の微妙な季節の変化を感じます。
この句の「五尺」は、およそ151.5センチメートル。歳を取るとこの幅の溝も跳ぶのが無理と作者は言っています。その溝の周りには冬萌の草が生えています。
作者あきもと・ふじおの紹介は、2005年4月24日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
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投稿者 m-staff : 2020年02月02日 09:53

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